• ツカモト エリコ

初夏の包む。


土地に根付く甘いもの。 北から南まで、結構離れているのに 同じ特徴をもってたりする。 このお菓子もそうだろう。 この時期すくすく育つ ミョウガの葉で包まれて 蒸し上げられたこちら。 生地は小麦粉だったり 米粉や上新粉だったり。

中身は小豆だったり、そら豆だったり。 名前が餅だったり、団子だったり、

さらには、訛って〝ぼち〟だったり。 高知のある地域では

神様に供えたり、半夏(はんげ)と呼ばれる

農休日に食べたりする。 とりあえず 包んで、包んで、くるむ。 で、蒸す。 その味は、ほんのり塩気があり 炭水化物生地なので腹持ちもよい。 ミョウガの葉が腐りにくいことから このように用いられるようになったとのこと。 それにしてもなんとも不思議である。 材料が違えども、ほぼ同じ作り方。 なぜそうなったのか どうしてそうなるのか。 たった一つの団子にすら 宇宙レベルの面白さを感じてしまう 生まれてこのかたである。 さてもう一つ、と手に取ると

鼻へふんわり抜ける

涼やかなミョウガの葉の香り。 その香りには、食欲増進の効果もあるらしい。 団子を食べる手が 今日も止まらない。

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